ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2017-07-18

もじこ塾の様子、by笠野紺さん

もじこ塾・中学生の部の様子を、当ブログでおなじみの笠野紺さんが
漫画でレポートしてくれました!


ディスレクシアである紺さんからは
「自分は出だしの数語が拾えないので、Did you ...の部分が聞こえない」
という指摘がありました。
なるほど!そこが聞こえないと、疑問文への答えを作るのは難しいですね。
最初に名前を呼びかけるなどして、一言入れるようにしました。

フォニックスビンゴは、
フォニックスルールで読める単語だけで構成されたビンゴで
毎回、特定の音をテーマにしています
(上では、shとsの音の区別がテーマ)。
初見の単語を、1文字ずつきちんと音にして読む練習です。かなり効果があります。



「フレンドリー」のエピソードは、私も感動しました…(T T)
紺さんが「読めないわ~」と苦笑していると、
生徒がひとり、紺さんの隣に移動して、読み方を教え始めたのです!

ディスレクシアの子は時々こういう、はっとするような優しい行動に出ますね。
私のなかでは、これができるかどうかが、純粋?ディスレクシアの判断基準のひとつになるほどです。

この生徒は、ブレンディングには昨年からすごく苦労しているのですが、
しかし、紺さんには正しい内容を教えていました…!
「生徒が教師役をするのが、学習内容の定着には最も効果的」を地で行く展開でした。

☆  ☆  ☆

紺さんは、自立への新たな一歩として、このたび東京に出てきました。
今後は、もじこ塾の広報担当として、授業の様子をレポートしてもらいます。
乞うご期待!
そして紺さん、東京へようこそ(・∀・) 
これからもどうぞよろしくお願いします!

上の授業の詳しいご案内は、こちらをご覧ください→
まだ若干名の空きがあります。

2 件のコメント:

  1. 紺さんが漫画にしてくれると、もじこ塾の様子が本当にいきいきと伝わってきます。すごく楽しそう! ウサギのもじこ先生、あまりに似ていてびっくりしました。もじこさんウサギだったんだ……(笑) 紺さん、これからもレポート楽しみにしています! 

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    1. てぷさん、ありがとうございます!わかりやすいって言ってもらえて嬉しいです〜描いてよかった!うさぎのイメージは、迷うことなくパッと浮かんだもの。(ちなみに私は、紺→こん→狐 という連想ゲーム。笑)

      先日、私もブレンディングをはじめてやりましたけど、とても難しかったです。というかフォニックス読みだけでも、頭が疲れました〜…。レポートがんばります!

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