on dyslexia

ディスレクシア
(読字障害、読み書き障害、失読症、難読症、学習障害、読み書きのLD)について、調べて分かったこと/実践したこと/英語から訳した文章をアップしています。

ディスレクシアとは:
-
​​
知能は普通だが、読み書きが苦手(誤字が多い、読み書きが遅い、読み間違いが多い)。
-勉強しているにもかかわらず、読み書きがなかなかできない状態を指す。知的障害ではなく、普通~ギフテッドのあらゆるIQにみられる。
-
​​
独創的で、​​対人能力が高い。
​​
全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力
に長ける。
- ​音と文字の脳内での結びつきが弱いことから起こるらしい
- ​読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい。その理由は、英語のほうが日本語よりも"音の粒"が小さいから​
- ​細​​​​かい聞き間違いがみられるが、音声情報の処理能力は高い
- エピソード記憶が得意。固有名詞などの細かい丸暗記は苦手
- 適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される-
​ ​
10人に1人程度いるというのが通説
​。アメリカの調査では3人に1人とも
- 家族性であり、遺伝による​。ただしディスレクシアの表れ方は個人差が大きい



当ブログは、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能である、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要--という立場です。


2015-06-19

7/26(日)、東京都心でディスレクシア英語学習法のセミナーを行います!!

お越し下さった皆様、有意義な時間をありがとうございました。
今後少しずつ、当日の様子や頂いたフィードバックへのお返事をアップしていく予定です。

2番目の告知。

ジョリーの伝道師、山下桂世子先生とともに、
ディスレクシア向け英語学習法のセミナーを行います。

ディスレクシア英語教育の第一歩(ジョリーフォニックス)から、
もじこの専門であるところの大学受験指導までを視野に入れて、
いつ・どのような教え方なら、
ディスレクシアでも英語の読み書きができるようになるか
現時点で二人が知っていることを、全部お教えするセミナーです。

会場東京・銀座
遠方のかたにとって少しでも分かりやすいよう、
東京駅から徒歩でアクセスできる場所です。

対象者には、ディスレクシアに教えている人(親、塾や学校の先生)
を想定していますが、
自分にはディスレクシア的英語学習が必要なんだという自覚があるのであれば、
高校生やそれ以外の方の参加も歓迎します。
また、「今はディスレクシアの生徒を受けもってはいないが、
ディスレクシア英語教育に関心がある」という方も歓迎します。


いろんな流れに後押しされて、このような運びとなりました。
もじこ塾(?!)主催の初めてのセミナーとなるかもしれません。

ディスレクシアにとっても、非ディスレクシアの人にとっても、
「ディスレクシアだと、普通の子とはこんなところが違うのか!」
「ディスレクシアの子の英語の勉強は、こうすればいいのか」
という指針が少しでも得られる会にしたいです。

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読み書きに困難をもつ子の英語学習法
ジョリーフォニックスとその先

読み書きのLD(学習困難)を抱える子供には、通常とは異なる学習アプローチが必要です。
LDに非常に高い効果のある「ジョリーフォニックス」を使った英語学習法、
そしてジョリーの”次”は何をすべきか、徹底伝授するセミナーを行います!

中学に入ってすぐ、英語学習の第一歩で、大きくつまずく子がいます。「アルファベットが覚えられない」「スペリングがめちゃくちゃ」「bとdをいつまでたっても間違う」。本人さえも戸惑いながら、大変な苦労を強いられている場合が少なくありません。

中1ショック」とも言えるこのような読み書きの困難は、LD(学習困難)のひとつである「ディスレクシア」によるものです。

LDが小学生の頃に表れる子もいます。「何十回と書いても漢字が覚えられない」「字形がとれない」「鏡文字を書く」「誤字脱字が多い」…
こうした困難を示す子は、中学に備えて英語学習を進めておくべきです。なぜなら、日本語と英語の仕組みの違いから、読み書きの困難は日本語より英語の方がはるかに強く出るからです。


LDの子は、通常とは異なる学習アプローチをとることで、英語の読み書きができるようになります!

その ”通常とは異なる” LDの英語学習法について、初歩~大学受験レベルまでを扱うセミナーを行います。

講師は、ジョリーフォニックス公式トレーナーでLD児に英語の初歩を教えてきた実績をもつ山下桂世子先生と、大学受験業界に長年たずさわりディスレクシアを持つ生徒の受験指導も手がけてきた[もじこ]。LD児は英語学習になぜ困難を抱えるか、英語の第一歩としてLDに高い効果のある「ジョリーフォニックス」とは何か、教材の使い方、そしてLDのための高校・大学受験に向けた学習方法を取り上げます。

多くの方のご参加をお待ちしています。

★セミナー概要★
日時:2015年7月26日(日) 10:00~16:30 (開場9:30)

会場:中小企業会館 8階C会議室
            東京都中央区銀座2-10-18
    (最寄り駅:東京メトロ銀座線 銀座駅、JR東京駅など)
            会場までのアクセスはこちら→

参加費:6000円 当日、受付でお支払い下さい。

対象者:LDの小中学生に教える保護者・教師、および関心のある方

申込方法:資料準備の都合上、事前申し込みをお願いします。
こちらのフォームからお願いします。
→フォームからの受付は終了しました。以下のメールアドレスに直接お問い合わせ下さい。
または、mojiko222アットgmail.comに氏名・メールアドレス・立場(ディスレクシアの親・教師など)・懇親会への出欠をお知らせ下さい。折り返しご連絡します。

プログラム(予定):
10:00~10:15   ごあいさつ                           
10:15~12:30   読み書き困難とは何か/ジョリーフォニックスとは何か/
       LDの子のための、ジョリーフォニックスを使った英語学習法
12:30~13:30 昼食
13:30~15:00 LDの子のための、ジョリーの「次」の英語学習法
15:10~16:30   質疑応答、まとめ

※終了後、近くで懇親会を予定しています。お時間のある方はぜひご参加下さい。


質問、お問い合わせは
mojiko222アットgmail.com
まで、お気軽にどうぞ。

多くの方にお目にかかれることを願っています!

2015-06-18

7/22(水)、名古屋でオフ会を行います!

【7/21追記】
ご参加のみなさま、明日お目にかかれるのを楽しみにしています!


今週はこれから2件、告知を行います!まずは…

きたる7月22日(水)、当ブログ初のオフ会を、
名古屋で行います!!

昼から、私が東京に帰れる程度の時間まで、
名古屋らしいお店(?!)で、延々語り続ける予定です。

開始も解散もゆる~く設定してあります。

ご都合の良い時間に来て、お好きな時間に帰って頂いてOKです。

お店選びは、当ブログに大変多くのコメントを下さっている、
笠野紺さん(愛知県在住)にお願いしています。
名古屋駅からアクセスしやすい場所になる予定です。

近隣地域にお住まいでこれをお読みの、ディスレクシア本人や親の方、
どのくらいいるか見当がつきませんが、この機会にぜひお話ししませんか!!

参加ご希望の方は、
mojiko222アットgmail.com
まで、7/15までにお知らせ下さい。
場所等の詳細は人数を見て決めて、参加される方にお知らせします。

皆様からのご連絡をお待ちしています!

2015-06-16

ディスレクシア小学生用教材、一挙紹介!

小3~4のディスレクシア児の親御さんにご来訪頂いたのを機に、
小学校時代にうちで使っていた教材と、
読者の方から教えて頂いた教材で、うちはタイミングが合わないなどして使わなかったのですが、お勧めできる教材を、まとめました。


こちらもあわせてご覧下さい→

基本の多感覚教材

①ホワイトボード


大きいとたくさん書ける点が良く、
小さければ「これ1つ埋めたらおしまい」と言えるのが良いです。

紙よりも大きく書ける、間違いが残らない、などの長所があります。


②バランスボール
暗記するときは、これに乗ってびよんびよんしながら。
体性感覚が整うので覚えやすくなるらしいです。
夫に邪魔と言われても、これは譲れない(笑)

気分を変えて椅子がわりにすることも…

③スマホ
自分の朗読(や、親子が交互に朗読したもの)をスマホで録画し、
再生したものを聞きながらくり返して言ってもらいます。
自分が言ったことを自分で聞くのは、記憶定着にとても効果があります。



◆実際に使った教材
読み書きが苦手な子どもへの<つまづき>支援ワーク
小学生でディスレクシアだと分かったのなら、
何年生であっても一読の価値があると思います。
前に書いた記事もどうぞ→ 




道村式漢字カード



視写
視写は、非常に効果がありますが
書いた字を音読してもらって完結するので、
なかなかハードルが高い…と受験が終わった今になって思います

視写に使った教材。「朝5分ドリル」
視写に使ったノート「天声人語ノート」




コメント欄で言われて思い出しました!
ドラえもんシリーズのことわざ辞典や四字熟語辞典は
家庭教師君が買ってきてくれました。
楽しく覚えられ、説明もしっかりしていて、お勧めです

ちびまる子ちゃんシリーズも使いました。
こちらも同じくおすすめ


クッシュボールと言うそうです。
2つ用意して、30まで数えながら交互にキャッチボール。
左右の感覚を養ったり、勉強前の儀式として





算数と理科がなくてすみません。。
算数は家庭教師君と市販の問題集をいろいろやりましたが、
私のほうができないのでお勧めできる自信がなく(苦笑)、
理科は6年間、実験教室に行かせてました。


◆読者の方からお勧め頂いた教材

※お勧め頂いた方のお名前を失念してしまったものもあるので、
以下ではお名前は特にご紹介しませんが、
この場をお借りして、改めて情報に感謝です!


・道村式カードがいまいち効果がない人のために

当ブログには、「道村式カードはうちにはあわなかった」という報告も寄せられています。
そういった方から教えて頂いた教材を紹介します。
漢字の意味ストーリーがあると覚えやすい子には、以下のほうが向いているようです。

『歌って書ける小学漢字1006』

中はこんな感じです

白川静『常用字解』
1つ1つの漢字の語源が説明されています。
どんな漢字でも、古代中国にさかのぼる意味が書かれているので、ストーリーが作れます。

著者は漢字学の大権威、白川静。
常用漢字が音読みで引けます。
うちの場合、この本は中学に入った今のほうがピンと来そうな気がします


『調べて覚える漢字辞典ドリル』
上の、より易しいバージョンと言えます




・指に装着する筆

墨運堂 直感文具 ゆび筆

大人ディスレクシアの方から
「これはきっとお子さんの役に立つ」と頂きました。
筆で書くって、やってみるとすごく身体を使いますね!

・日本地図のお風呂シール


ディスレクシアの子に地図の読み方を教えるを読んだ方から、こういうものがあると教えて頂きました。



『書字指導ワーク1』
うちの子の鉛筆の持ち方が変なのに気付いた方から、ご指南いただきました。
小学校1~2年が主な対象。字以前の運筆のためのワークブックです。
ブレインジムにとても似ています。
中はこんな感じ

2015-06-10

第2回英単語テスト/「授業を話す」/プリント管理方法求む

最近の取り組みを少し・・・

左ページは、みごとなフォニックス綴りというか、耳で覚えたことを書いてます


先週は、月曜に範囲の発表があり、木曜に単語テストがありました。

今回の範囲は、すでに小学校で教わったり(曜日)、暗誦の宿題が出ていたりで
音レベルでは英語⇔日本語ができています。

3日間しか勉強できないので、
書く練習は曜日と数字に絞り、左ページは捨てました。(~Д~)

10分のユニットを朝1回、帰宅後3回などと設けて、
「モンダイと書いてマンデイ」「ウェドネスダイと書いてウェンズデイ」
といった調子で、少しずつ書きながら覚えていきました。

つまり、フォニックス読みと正しい読みを、結びつけて覚えていきます。

書いている間もつきっきりで見ていて、間違えたら正しい綴りを教えます。
教える時は正しいスペルを書くのでなく、ジョリーのアクションを使います。


もう3日あれば、右ページは完璧になったでしょう。
さらに3日あれば、左ページも書けるようになったでしょう。
・・・そう考えると、ディスレクシアが単語を覚えるのは、とにかく時間と手間がかかります。

子供が産まれて以来、今が一番育児に手がかかってると思います(苦笑)
小学校にあがる前は保育園に任せっきりでした。
小3から勉強はつきっきりで見てますが、英語が始まってからはそれが長時間化してます。

~~~

中間テストは、勉強すべき内容がはっきりわかる英国数は意外とよくでき
ノートが白紙に近かった社会と理科は壊滅的でした。

ノート作りの役に立つことは何かないか…と思い、
子供には、その日の授業の内容を、毎日話してもらうことにしました。

まずは「1つの授業につき1分話してよ~」とお願いしてみました。

2週間たったところですが、
少しずつ、理科の実験の内容を順序立てて話したり、
数学の説明をこちらに分かるように再現できるようになってきた…気がします。

この方法は、しばらく続ける予定です。

『ユダヤ式勉強法』
この本に書かれた方法で、話を誘導しています。
要は「親が生徒役、子供が先生役になる」というスタイル。
これによると、「家に帰ったら親に授業しないといけない」と思うと
それだけで授業の聞き方が変わるんだとか。



~~~~~

それにしても。。

子の学校は、教科書がなく、すべてプリントなので、
プリントの管理が死活問題というか、
要は、プリントをもらったら周りのまねをしてノートに貼ればいいのですが、
やつはディスレクシアのせいなのか何なのか、
プリントをノートに貼るということができず、なくしてしまうのですorz

「これは貼るなと言われた」とか「のりがなかった」とか、
「読んでいると周りの声が全然聞こえなくなるんだよ、
気付いたら授業がすごく先に進んでたんだよ」
(それとプリントが貼れないことに何の関係が?!)とか、
ありとあらゆる言い訳をしてきます。

一体どうしたら、プリントをノートに貼れるようになるのでしょうか・・・
これを読んでいるどなたか、プリントの管理方法の妙案がありましたら、
ぜひご指南下さい。m(_ _)m

ちなみに、彼は紙の管理全般がめちゃくちゃで、
カバンの中にはハイチュウの包み紙が大量に入っていますorz。

2015-06-04

TED talk「いかにして学校は創造力を殺すか」を見て

5月は某グローバル企業の「アジア太平洋市場向け店長研修」
なるものを訳していました。

そのなかで、「この動画を見てディスカッションしましょう」と出てきたのが
ケン・ロビンソンという、英語圏では有名らしい教育評論家のTEDトークです。
題が「いかにして学校は創造力を殺すか(How schools kill creativity)

「これからは、脳の多様性に基づく教育が必要である」という内容です。

「ディスレクシアにやさしい学校」を考えるにあたり、じわじわきいてくる内容なので、貼っておきます。
ちなみに、TEDトークのなかで歴代再生回数が最も多いんだそうです。

「20世紀の学校は産業社会の要請に従って作られたものであり、
21世紀の学校は、それではとてもやっていけない」

「現在の教育は、大学教授を作ることが究極の目標になっているが、
大学教授は人間の頂点ではなく、ひとつのあり方に過ぎない。
それもかなり左脳でっかちな。
人間にとってアカデミックな力(=学力)は、能力のほんの一部なのだ

「大学を頂点とする教育制度も、学力だけを知能と考える見方
根底的に変えなければならない

と、元大学教授でもあり、サーの称号を持つ氏が主張します。
閲覧回数最多のTEDだけあって、話がうまい!
見終わった瞬間、思わず目から水が(泣き笑い)



↓以下から、日本語の字幕付きのバージョンが選べます
http://www.ted.com/talks/ken_robinson_says_schools_kill_creativity

私にとって印象的だった言葉は・・・

15:00~
ADHDな有名振付師の少女時代について:
体を動かすことで、はじめて考えることができる人
別の医者なら、薬漬けにして『じっとしてろ』と言っていたかも

そうですよね、
舞踊、さらには絵や音楽、運動などの体を動かす活動が得意な人は
体を動かすことではじめて、ものを考えられる」人たちなんですね。
そんな人たちにとって「じっとしてなさい」は拷問に等しいですね。

うちの子も、朝練だ部活だとバスケ中心の生活になってから
毎日がハッピーなようです。
こういう系の人には、どんどん体を動かさせるべきなんですね。

~~~

もう一つ印象的だったのは、
人間の能力開発を、地球の天然資源開発にたとえている部分です。

17:53~
今の教育制度は、人間の精神から特定の能力だけを掘り尽くしている。
ちょうど地球から特定の天然資源を採掘し、枯渇させてきたように

この比喩はとても深いです。。

一つの国というマクロな視点で考えると、今の教育や社会は
「特定の資源を持たない人を切り捨てる」制度であり、
一人の人というミクロな視点で考えると
「特定の能力だけを集中的に開発し、それが枯れたら捨てる」制度だった。

これからの能力開発は、
集中的な勉強や仕事でぼろぼろにならないようなものであるべきだし、
社会全体としても「すべての人が何らかの資源を持っている」
という視点をもつ必要がある…と感じました。

誰かを蹴落としたり、一時的に何かに秀でるよう煽ることで成り立つ教育は、
そろそろ終わりにしないとですね。
そんなやり方では、蹴落とされる側も蹴落とす側も、ハッピーになれないのですから。

~~~

そして、何より考えさせられたのが、
日本でも若者に大人気のこの大企業が、
こういう「脳の多様性をベースにした(バイト)教育を!」
という内容の動画を教材にしていることです。

この研修、本題の出だしがいきなり
これまでの成功方法を続けていては、今後の成功はない」なのです。
日本進出以来、ひたすら右肩上がりで知られる企業なのですが、
これまでのやり方をきっぱり自己否定してます。

脳の多様性をベースにした教育を推し進めるのは、まことに結構なこと。
しかし、管理職世代にとって、それを推進することは、
自分の成功体験をある程度、自己否定することを意味する。
その覚悟があるのか?と聞かれている気がしました・・・。

一方、ここでバイトした学生さんたちが、
その後も就職先や家庭で「脳の多様性」「疲弊しない能力開発」という考え方を広めて行ければ、日本も変わるだろうな・・・と妄想しました。