ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2014-07-31

「ジョリーフォニックスと特別支援」ワークショップに参加してきました/ジョリーと他のフォニックスの違い

7月28日に行われた、ジョリーフォニックス公式トレーナー・山下桂世子先生による特別支援とジョリーフォニックスのワークショップに行ってきました。
主催はYamatalk Englishさん→こちら
いつもありがとうございます!

「教える側がとことん工夫することで、LDの子にも字は入る、
いや入れなければ!!」
という山下先生の熱いメッセージ、しかと受けとめました。頑張ります!

「今日ここでシェアしたことは、周りの人にどんどん伝えて下さい。
ためこんでいても仕方ないですから」と山下先生。

一人でも多くのディスレクシア児を救いたい!!
ジョリーフォニックスならそれが出来る!!
という先生の思いに少しでも応えるべく、
当日教えていただいたツールを以下に紹介します・・・

2014-07-26

そろばんのディスレクシア的長所

すみません、本人が載せてくれというので、失礼いたします。



子は保育園の年長の秋から、そろばん教室に通っています。
近所にある、普通のそろばん教室です。
小学校への通学路にあるので、学童代わりに入れました。

そんな不純な(?!)動機でしたが、振り返ってみると、
そろばん、あるいは、そろばん教室のあり方は、
ディスレクシア教育という点で、つくづく大きな効果があったと思います。

(そういえば、数字の鏡文字を直してくれたのも、そろばん教室でした)



これを機会に、ディスレクシアにとってのそろばんの長所を整理しました。


2014-07-18

『発達障害の原因と発症メカニズム』~「発達障害は遺伝する」と即座に言い切れない理由

なぜ発達障害が増えているのか?」という疑問に、
脳科学の分野から、現時点で最も網羅的な答えを教えてくれる一冊を見つけました。

『発達障害の原因と発症メカニズム』


2014-07-15

発達性ディスレクシア研究会で、正しい多感覚などについて考える

土日は発達性ディスレクシア研究会(の一部)に行き、
翌日は紹介を受けた別の研究会に行き、
2日連続でフランスの脳科学者、フランク・ラミュ博士の講演を聴きました。

紹介によると、世界トップのディスレクシア研究者とのこと、しかもまだ四十代前半。まさに脂ののった研究者という感じ。2回の講演では脳画像満載のパワポをバンバン見せ、しかも同じ内容はほぼ全くなし(@。@)

2回の講演と発達性ディスレクシア研究会から、ディスレクシア(英語)教育に生かせそうなことを拾ってみます・・・

2014-07-11

「中1ショック」への反応:中1のディスレクシアの子に英語の字をどうやって教えるか?

しばらく間があいてしまい、申し訳ありません。

「中1ショック」(中学に入り、アルファベットが超絶に覚えられなくて、はじめてディスレクシアが発覚すること)について、両手に余る数の方から、非公開でコメントを頂いています。
ほとんどの方が、まさに「中1ショック」に気付いて、検索してこちらにたどりついた、ディスレクシアの子をお持ちのお母さんです。

「小学校のときに何かがおかしいと気付いていたが、学校にとりあってもらえなかった」という声も多く、この問題の切実さを感じています。

私の経験から言うと、
ディスレクシアの子にも、よほど重度でない限り、英語を教えることはできます。
でも、学校の一斉授業では無理です。
文字を最後に教える、別のアプローチが必要です。
普通の子よりも何倍もの反復が必要なので、学ぶ側も教える側も覚悟が必要です。