ディスレクシア専用英語塾「もじこ塾」のブログです。 ●ディスレクシアとは:知能は普通だが、読み書きが苦手(読み間違いが多い、読むのが遅い、書き間違いが多い、読むと疲れやすい)という脳の特性 ●全体像の把握、物事の関係性・ストーリーの把握、空間把握、ifを考えるシミュレーション能力に長ける ●読み書きの困難は、日本語より英語に出やすい ●適切に対処すれば、読みの問題は表面上は克服される ●10人に1人程度いるというのが通説 ●家族性とされるが、ディスレクシアの表れ方は個人差が大きい もじこ塾は、ディスレクシアはこれからの社会に不可欠な才能、でも日々の学習では普通と違うアプローチが必要、という立場です。

2013-09-16

「LDニュースライン」13/09/13

LD Newslineというメルマガを訳してみました。リンク先は英語です。
※はリンク先の抄訳です。


WebMD
新たな調査によって、幼児への全身麻酔の使用をめぐり、これまでにない懸念が持ち上がっている。最近の調査によると、麻酔薬は学習障害や行動上の問題(ADHDなど)のリスクを高める可能性があることが示唆された。ただし、全身麻酔を数回受けた子供に限られるという。

Education Week
最重度の学習障害を持つ小学生への支援戦略の策定を中心に据えた新研究プロジェクトが、米テネシー州Vanderbilt大学で行われる。アメリカ国立特別教育研究センターは同大学に5年間、「加速的学業成果研究センター」設立に向けて総額1000万ドルを拠出した。ナッシュビルの学校に在籍する20003000人の生徒が同研究に参加する。

The Jewish Press (NY)
ディスレクシアの子供に読み方を教えるための方法は数多く存在するが、研究によるとディスレクシアの子は同級生と比べて自尊心の低下に苦しむことが多い。これは親や教師が見過ごすことの多い問題のひとつである。ディスレクシアの子をクラスの一員とするためには、単に勉強面の対処だけに重点を置いていてはならない。社会性への介入を通じて自尊心を育てるサポートも必要だ。Coordinated Campaign for Learning Disabilitiesでは、LD児を持つ親のために、LD児の自尊心を高める方法を一覧にした。
※毎週1回、子供が興味のあることを一緒に行う時間を持つ。
問題解決のスキルを身につける。エンパシー(子供と心を通わせる)をもって子供と接する。子供の得意なことを伸ばす。子供自身が誰かを手助けする場を設ける。

The Guardian (UK)
ディスレクシアは読みや意味の解釈に困難を覚える読字障害で、イギリスでは120万人の子供がディスレクシアである。単語は見えているが、ページの上で泳いだり踊ったりすることがあるため、学業や成績に大きく響く場合がある。だが、教師から適切な支援を受けたりテクノロジーを活用するといった単純な配慮が、大いに役立つことが少なくない。テクノロジーは、ディスレクシアの生徒にとって重要な支援ツールとなる。以下では、教師が使えるリソースやアイデアを紹介する。ただし、ディスレクシアの表れ方は一人ひとり異なるため、その生徒に最も適した方法を見つけ出すにはさまざまな手法を試すことが重要である。
※プリントには余計なことをごちゃごちゃ書かない、イラストやダイヤグラムをつけると理解を助ける、適切なフォントや背景色(例:薄いグリーン)の使用、文章読み上げ機能の使用、教科書を読み上げた音源の使用(スコットランドの教員によるボランティアで行われているようです)など
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Medical Daily
新登場のフォントにより、ディスレクシアの人にとってインターネットやコンピューターの使い方が変わるかもしれない----。新たなフォント「Dyslexie」は科学的データを元に、ディスレクシアの読書体験を楽にするものである。オランダ人グラフィックデザイナー、Christian Boer氏が開発したDyslexieは、美観よりも読みやすさや認知力向上を念頭に置いている。



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